応援歌等(その他)

 

逍遥歌

 作詞・作曲:飯田 邦夫

 

 1 ああ真理への憧憬に

   陽炎煙る由良の野や

   眩き春の陽光に映ゆる

   自由の殿堂いや尊し

 

 2 松藾むせぶ新田山

   星影啓示す太高台

   灯淡き窓により

   先哲の後慕ひ行く

 

 3 「しゅよう」の山に蕨取り

   粛々行きて易水に

   壮士の後を慕ひては

   憂ひの血にわき返る

 

 4 紅唇巷に狂へども

   侫人祖国を汚すとも

   伝統を伝へて八百の

   慷慨の士を如何にせん

 

 5 蒼穹宿す浅間嶽

   果なく暮るる赤城山

   遙けき思索に逍遙へば

   野花白うして闇に浮く

 

 6 薫風香る涯山に

   夕の利根の長堤に

   紅散らす健児等の

   三年の旅を君知るや

 

 

数え唄

 

 一つとせ

  人も世も知る上州の

  太田高校に入学し

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 二つとせ

  二親泣かせて出たからにゃ

  末は博士か大臣か

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 三つとせ

  見たか聞いたか太田高

  ずらりと並んだ馬鹿隠居

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 四つとせ

  よその二階に下宿して

  下宿の娘に片想い

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 五つとせ

  いつもの試験に落第し

  今じゃ太高の古狸

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 六つとせ

  無理に入学したからにゃ

  無理に卒業せにゃならん

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 七つとせ

  涙を飲んで頑張れば

  後で彼女のキスが待つ

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 八つとせ

  やればやるほどすれてゆく

  そういうところにゃ油させ

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 九つとせ

  今日も来た来た女子高の

  可愛いあの子のラブレター

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 十とせ

  とうとうここまでやって来た

  押しも押されぬビジネスマン

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 終わりとせ

  尾張名古屋は城でもつ

  太田高校は俺でもつ

  そいつは豪気だね

  そいつは豪気だね

 

 

◆太高音頭

 

 1 春が来た来た

   太高のお庭によいさよいさ

   桜咲く咲くステテコシャンシャン

   どんぶり鉢浮いた浮いた

   ステテコシャンシャン

 

 2 夏が来た来た

   太高のお庭によいさよいさ

   蛍飛ぶ飛ぶスステテコシャンシャン

   どんぶり鉢浮いた浮いた

   ステテコシャンシャン

 

 3 秋が来た来た

   太高のお庭によいさよいさ

   紅葉散る散るステテコシャンシャン

   どんぶり鉢浮いた浮いた

   ステテコシャンシャン

 

 4 冬が来た来た

   太高のお庭によいさよいさ

   雪が降る降るステテコシャンシャン

   どんぶり鉢浮いた浮いた

   ステテコシャンシャン

 

 

◆金山太鼓

 

 (金山太鼓は拍手です。)

 

 伝統勝利の拍手

 

 北の方

  望めば赤城の雄々しきあり

 南の方

  耳を澄ませば大利根のせせらぎ聞こゆ

 西の方

  望めば浅間の噴煙上がり

 東の方

  耳を澄ませば金山の松籟聞こゆ

 

 関東平野の開く端我らが母校ここにあり

 明治の頃より鳴り響く永久に永久に伝えん

 金山太鼓

 

逍遥歌

 

金山太鼓